薬の副作用でむくみが現れる【むくみを引き起こす薬一覧】

薬を長い期間飲んでいると、薬によってむくむことがあります。これを薬剤性浮腫(やくざいせいふしゅ)といいます

ここではむくみを引き起こす薬を紹介します

薬の副作用でむくみが現れる

薬の副作用でむくみが現れる

副作用としてむくみが現れやすい薬には、いろいろな種類があります。ただ、薬を分解したり体の外に排出したりする肝臓、賢臓が健康な場合は、むくむことはまずありません

これらの臓器に障害があるときは、むくみが現れることがよくあります。特にお年寄りは、臓器の機能が低下しているうえに薬を飲む機会が多いので、副作用に注意が必要といえます

むくみの副作用が出やすい成分は、市販薬にも含まれていることがあります。薬を飲んでいて、むくみが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。薬が原因なら、その薬を止めさえすればすれば、むくみは解消します

むくみが現れる代表的な薬一覧

むくみが副作用として現れやすい代表的な薬をあげました

胃腸薬

ドンペリドン、メトクロブラミドなど、胃腸の運動を調整したり、吐き気止めの作用を持つ薬が、むくみの原因となることがある

非ステロイド系抗炎症薬

炎症を抑える薬のうち、ステロイド薬を含まないタイプの内服薬。お年寄りや利尿薬を併用している人はむくみを起こしやすい

抗菌薬(抗生物質)

ひどい感染症などで、抗菌薬を点滴で用いると、むくむことがある

降圧薬

降圧薬は、血管を拡張させたり、心臓に働きかけたりして、血圧を下げる。薬の種類によって、むくみを引ぎ起こすメカニズムは異なる

中枢神経に働きかける薬

神経に作用する薬は、いろいろな病気に使われるが、ホルモンのバランスに作用する薬が多く、副作用としてむくみを起こしやすい

抗がん剤

抗がん剤は、腎臓の働きを低下させてむくみを起こす

モルヒネ

痛みを抑える力が強いがむくみを引き起こす。主にがんの痛みの治療などに使われる

うつ病やてんかんの薬

利尿を妨げるホルモン(抗利尿ホルモン)の分泌を促す働さがあるものがあり、むくみを起こすことがある

副腎皮質ステロイド薬・男性ホルモン薬・女性ホルモン薬

これらのホルモン薬を多く服用したときにむくみが起きやすい。副腎皮質ステロイド薬は、服用していると顔がまん丸になるむくみ(ムーンフェイス)を起こすことがある

甘草を含む漢方薬

甘草には、むくみを起こすホルモンと似た物質が含まれており、むくみや血圧上昇を起こすことがある

薬剤性浮腫に注意!

薬剤性浮腫に注意

副作用としてむくみの現れる薬のごく一部です。むくみを引き起こす薬には他にもいろいろあります

また、薬に対する反応は、個人差が大きいものです。勝手に自己判断せず、気になることがあれば、まず医師にに相談しましょう。病気によっては、副作用の問題のない薬に替えることが出来ます

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